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【パスツレラ症】猫に咬まれたり、引っ掻かれて感染?原因や症状まとめ

猫ブームのせいか発生数が年々増加傾向にあるパスツレラ症。パスツレラ症とはパスツレラ属菌を原因菌とする感染症のことで、人にもペットにも感染する人獣共通感染症の1つです。

年々増加傾向とはいえ、自分には関係ないと思っていませんか? もし犬や猫を飼っているなら気をつけたほうがいいですよ。風邪の様な症状から、重篤な肺炎になることもあるそうです。

 

パスツレラ症の症状

パスツレラ症とはパスツレラ菌の感染により、30分~2日で皮膚症状、呼吸器症状の出る病気です。咬まれたり、引っ掻かれたりしたあと、傷ができたところが腫れ、化膿する症状が主で、最近の調査では、呼吸器系の疾患、骨髄炎、外耳炎等の局所感染、敗血症、髄膜炎等の全身重症感染症、さらには死亡例も出ています。高齢者、糖尿病患者、免疫不全患者等の基礎疾患を持つ人が特に感染しやすく、重症化の例も多く視られます。

(出典:http://www.cpvma.com/)

 

・ペットに感染した場合
一般に、犬、猫が感染してもはっきりした症状は現れません。まれに肺炎や化膿した皮膚病になることがあります。

・人に感染した場合
傷が腫れ、化膿。 風邪の様な症状から、重篤な肺炎。高齢者、糖尿病患者、免疫不全等の基礎疾患がある場合は重症化し、骨髄炎、敗血症となることもあります。

 

 

パスツレラ症に人が感染する原因

主な原因はこの3つ。思い当たる節はありませんか?

  1. 犬や猫のペットに咬まれる、引っ掻かれる。
  2. ペットとキスをする。
  3. 食器を共有する。

私の場合、日常茶飯事なんですが今のところ大丈夫です。

 

猫の保菌率は100%

人への感染源となりうる動物は犬、猫、鳥類など。なかでも犬や猫の菌の保有率は非常に高く、犬が約75%、猫に至っては100%、口腔内常在菌として保有しています。

こうした犬や猫に噛まれたり引っかかれたりすることで菌が人の体内に入り込み発症します。また、くしゃみや咳などによる飛沫感染で鼻や口から菌が入り、呼吸器系の疾患を起こす事があります。

 

パスツレラ症の予防方法と治療

・口移し等の過剰な接触を行わないこと
・ペットからの受傷に気をつけること
・猫の場合、爪をこまめに切る

パスツレラ症は免疫力が低下した時に感染しやすくなる日和見(ひよりみ)感染症です。
免疫力が低下しないよう充分な栄養を取り、ストレスをためないようにしましょう。

パスツレラ症の治療は抗生物質が有効ですので、医師に相談しましょう。

 

パスツレラ症の感染者のツイート

 

いかがでしたか? 思い当たる節がありましたか?
気位の高い猫と暮らしていますので明け方に顔を咬まれたり、デニムを履いた状態で爪とぎされたりしていますので今後は気をつけようと思います。

咬まれたり、引っ掻かかれても自然治癒することが殆どでしょう。でもいつまでたっても腫れが引かなかったり、風邪でもないのに咳が止まらない時はこのパスツレラ症のことを思い出してくださいね。