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【林修の今でしょ講座】夏野菜(オクラ、枝豆、トマト、ニンニク、ナス)効果を最大限に引き出す食べ方

8月23日の「林修先生の今でしょ!講座」では、「体に良い夏野菜!その食べ方『もったいない』講座」放送。夏野菜の効果を最大限に引き出す方法として. 野菜ソムリエの岸村康代先生が講義してくださいました。

夏野菜は様々な症状や病気対策に役立つ栄養が満載!しかし、間違った食べ方や調理法でその効果が半減する恐れがあるそうです。正しい夏野菜の食べ方を学び、今日から『もったいない』を止めましょう!

オクラは水を入れて夏太り対策!

オクラを使うとき茹でたものをただ切って食べていませんか?
それだと本当はもっと摂れるはずの食物繊維がほとんど取れずにもったいないんです!

食物繊維のネバネバを最大限に増やすには
切ったオクラを水に浸すことでより効果的に食物繊維が摂れますよ!

オクラを夏太り対策に!食物繊維がアップする使い方

水溶性食物繊維は切って水に浸すことで外に出やすくなるそうなんです

水に浸す時間は多ければ多いほどネバネバ度がアップします

オクラは糖の吸収を穏やかにしたり腸内環境を整える働きがある水溶性の食物繊維が野菜の中でトップクラスなんですって!

 

効果的な食べ方を岸村康代先生が教えてくださいましたよ

 

岸村康代先生のおすすめ料理 「オクラそうめん」

食物繊維たっぷりのめんつゆで食べるオクラそうめん

そうめんなどの炭水化物と一緒に食べると約3割血糖値の上昇を抑えたという研究結果があるそうです

 

オクラは細かく切って水分に浸して食べると”ダイエットの味方”食物繊維が多く摂れる!覚えておきましょうね!!

 

枝豆は茹でずに蒸して肝機能UP

 

枝豆はどうやって調理していますか? そのまま茹でるだけだと肝臓の働きを助ける折角のオルニチンが効率よく摂れずにもったいないんです!

肝臓に良いオルニチンを逃さないために、フライパンで5分蒸す!

どうして茹でるより、フライパンがいいんでしょうか?

枝豆は茹でると栄養が溶け出てしまうからなんですって!

オルニチンはアルコールが原因で体内に溜まったアンモニアを分解する働きがあります

枝豆を茹でるとそのオルニチンが溶け出してしまい、効率よく摂取することができません

枝豆は、夏にお酒を飲み過ぎて弱った肝臓の働きを助ける「オルニチン」という成分が多く含まれ、お酒のつまみにはピッタリの野菜なんですね

 

枝豆の栄養を損なわない調理の仕方

フライパンにコップ1杯の水を入れ、フタをして約5分ほど蒸し煮する

先生によると蒸すと50~70℃でうま味成分の分解が進みやすく甘みやうま味も強くなって美味しくなるそうです

電子レンジで蒸すととても楽なんですが電子レンジだと高温になりすぎて糖やタンパク質が分解されにくいのであまりおススメできないそうです

蒸し枝豆は、茹でたものより味も格段に良くなるそうです

 

トマトは色が真っ赤なものを選べば肌にイイ!

 

肌に良いのは真っ赤なトマト、味が良いのは放射状に線のあるトマト!

 

トマトは夏の紫外線から肌を守る成分が豊富に含まれていて、今の時期こそ、その成分をたっぷり含んだトマトを食べるべきなのです

しかし選び方を間違えると肌によい成分が少なくなってしまいます

肌に良いトマトは、色が薄く線があるものより真っ赤なトマトを選ぶとよいそうです

トマトの赤い色素リコピンは、紫外線から肌を守り、シミの予防、コラーゲンの生成を助ける、美肌に良い成分が豊富

トマトは完熟すればするほどリコピンという赤い色素が豊富になるのです

放射状に線のあるトマトは、水分が減って糖度が上がっている特徴なので、味はそちらの方がいいそうです

 

ニンニクは切ってすぐ使えばスタミナUP


ニンニクはアリシンというスタミナUPに欠かせない成分がたっぷり含まれていて野菜の中でもトップクラス!

でも調理法を間違えると成分を逃してしまうんです

皆さんはニンニクを使うとき切ったあと、どのタイミングで使いますか?

ニンニクは切った後にすぐ使わないと切り口から空気中にスタミナ成分が逃げてしまいます

アリシンとはビタミンB1と結びつき疲労回復効果を持続させてくれるニンニクの代名詞ともいえる栄養素なんです

しかしアリシンは揮発性なので切った後にすぐ使わないと空気中に成分が逃げてしまうんです

切ってすぐオイルでコーティングして使うことがオススメ

またみじん切りにすることで細胞が細かく分かれてアリシンが作られやすいそうです

つぶす派の方も多いと思いますがみじん切りが一番おすすめのようです

ニンニクの皮を簡単にむく方法は?

匂いが手に付かない超簡単に皮がむける裏ワザがあるそうです

1.まずニンニクを一欠ずつに分ける

2. ジャムの空き瓶などに欠片をいれる

3.フタを閉めて約20秒瓶を振る

ニンニクと瓶がぶつかる事で実と皮の間に摩擦がうまれ皮が剥がれやすくなるそうです

ちなみにニンニクは皮の部分からカビが生えやすく皮をむいて冷蔵や冷凍保存するとよいそうです

 

アリシンを逃さずに摂るにはニンニクを細かく切ってスグに調理する!覚えておきましょう!

 

ナスは切ってすぐ使えば夏バテ予防

夏バテ予防の最強野菜はナス!

ナスには栄養がないと思われがちですがナスには夏バテを予防する抗酸化成分が多く含まれているんです!

味と栄養が高まるこの旬の時期が一番よいそうです。絶対に見逃せない野菜ですね!

 

夏バテに良い抗酸化成分をいかす正しいナスの調理法

みなさんはナスを切った後どうしていますか? 変色をふせぐために水にさらしてませんか?

夏バテに良い抗酸化成分をいかすナス調理法は切ったら水にさらさずスグに調理することが大事だそうです!

水にさらすと変色をふせげますが大事な抗酸化成分が水に溶け出してしまうからなんです

 

ナスの油の吸収を激減させる裏ワザ

ナスはスポンジ状の性質を持っているので野菜の中でも特に油を吸いやすいことが難点。
でも油の吸収を減らす裏ワザがあるそうです

ナスは電子レンジで2分加熱するだけで油の吸収を激減させることができるそうです

この裏ワザを使えばナスをヘルシーに美味しく食べられますね

 

まとめ

林先生も食べ方でここまで違ってくることに驚いていたようです。素直に受け入れて食生活にいかすそうです。

最後に旬じゃないものと旬のものでは栄養面で差があるのかと質問されていました。岸村先生によると「ほうれん草は冬場より夏のほうが3分の1にビタミンが減ってしまったり、季節によって栄養素は変動する」そうです。旬の時期は栄養もうま味も豊富だそうです。食卓にどんどん旬を取り入れたいですね!