2月25日(土)18:00~放送予定の「人生の楽園」に出演者は、どぶろく製造し「太郎右衛門」という農家レストランを営む田中さん夫妻です。
舞台は、石川県中能登町。自宅で、どぶろく造りと農家レストランを営む田中良夫さん(65歳)と妻の幸子さん(62歳)が主人公です。
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中能登町でのどぶろく作りのきっかけは?
56歳でJAを退職後、専業農家として米や野菜作りをしていた良夫さん。近所の神社に神酒用の酒米を奉納するようになり、酒造りに興味を持つようになりました。
そして、農家が自家製米で仕込み、自らが営む民宿などで提供する場合、どぶろく造りの免許を取得できる「どぶろく特区」の制度を知り、町に相談するようになりました。
どぶろく特区って何?どんな制度?
豊穣祈願などの宗教行事や地域産品としてのどぶろくを製造する地域は日本各地に存在しています。
成り立ちは、豊穣祈願などの宗教行事でどぶろく作りを行っていたのが始まりです。
どぶろく特区の代表、大分県杵築市の白鬚田原神社の様子
祭などの行事に使う目的、特定の箇所で常飲する目的などがありますが、
近年では、地域振興のための「どぶろく」という意味合いが強くなってきています。
農家レストラン「太郎右衛門」を始めたきっかけは?
中能登町には、許可を得て神酒用のどぶろくを醸造している神社が3社がありました。そこから、特産にしていければと町も協力し、2014年に中能登町は「どぶろく特区」に認定。良夫さんは、どぶろくを提供するための農家レストラン「太郎右衛門」をオープン、2015年12月に醸造免許を得て、どぶろく造りを始めました。
冬限定!自家製メニューが売りの「太郎右衛門」
1日1組限定で、どぶろく、かぶら寿司や自家製野菜の料理を楽しむことができる農家レストラン「太郎右衛門」は、農閑期に限った1月から3月までの3ヵ月間、冬限定の営業しています。どぶろくは、仕込み方で味が変わるのが醍醐味とのこと。ぜひ、味わっていただけたらなと思います。
かぶら寿司ってどんなメニュー?
かぶら寿司は、お正月などに食べられ、石川県の加賀地方の特産として有名ですね。
かぶら(白カブ)に切り込みを入れて、塩漬けしたブリとやニンジンなどを挟んで発酵させたなれずしです。寿司と名前にはついているものの漬け物一種です。発酵させているため酵母菌が必要で、どぶろくとは相性が良さそうです。
農家レストラン「太郎右衛門」の予約方法
電話番号:0767-76-1204
営業期間:1~3月 ※1日1組限定(要予約)
コースひとり3,000円(税込み)
1日1組限定、予約制となっているため電話をして確認してみてください。
「太郎右衛門」の場所は中能登町のここ!!
住所:〒929-1811石川県中能登町二宮ロ部111
以前、人生の楽園で紹介されたどぶろく農家は?
人生の楽園で放送された、どぶろく農家は田中良夫だけではありません。他に放送された方も紹介します。
2014年5月17日放送「高知・三原村 ~遍路みちのどぶろく民宿~」より
お遍路さんも宿泊できる!「農家民宿くろうさぎ」を始めた東慶さん
2011年6月25日放送「愛媛・東温市~農家の味わい 絶品どぶろく~」より
どぶろく工房・農家レストラン「由紀っ娘」を営む藤井さん
2017年2月、「由紀っ娘」で製造されたどぶろくは、どぶろく研究大会で全国65蔵元96銘柄のなか2銘柄が受賞。
人生の楽園、どぶろく農家のまとめ
今回の田中さんもですが以前紹介されたお二方とも50代前後で、どぶろく制作を学び始めています。
人生の楽園で放送されたどぶろく農家のみなさんを見ていると、何かを学ぶのに遅すぎることはないというのが分かりますね。