未解決事件として迷宮入りしそうだった「島根女子大生死体遺棄事件」の犯人が判明したようです。
容疑者は、山口県下関市神田町出身の矢野富栄(やのよしはる)という人物だそうです。
(とみえ と、読んでしまいそうですが よしはると読むそうです)
しかし、この容疑者は、被害者の遺体が見つかった2日後に、高速道路で謎の事故死していました。
犯人が特定されるまで、なぜ7年もかかったのでしょう?
容疑者死亡のまま殺人、死体遺棄などの容疑で書類送検された矢野富栄(やのよしはる)容疑者について調べてみました。
Contents
「島根女子大生死体遺棄事件」とは
2009年11月6日、広島県と島根県の県境に近い広島県北広島町の臥龍山(がりゅうざん)山頂付近で、女性の頭部が発見された。DNA鑑定の結果、島根県浜田市で10月26日から行方不明になっていた19歳の女子大生と確認された。死亡時期は約1週間前から2週間前。広島県警・島根県警は合同捜査本部を設置して残りの遺体発見、被疑者特定などの捜査を開始。11月7日に左大腿骨の一部、11月8日に両手足の無い胴体部分、11月9日に左足首、11月19日に爪が発見された。
出典:http://www.sankei.com/
遺体は切断されたうえ焼かれて損傷が激しく、死因は特定できなかった。女子学生は遺棄現場とは別の場所で殺害されたとみられ、島根、広島両県の空き家などを徹底的に調べたが、犯人特定に至らなかった。女子学生が連れ去られたとみられる道路の脇の現場には靴が落ちていたが、発見されたのは遺体発見から約1カ月後で、捜索ミスも指摘された。
なぜ7年後に容疑者が判明?
捜査関係者によりますと、警察は男の車が事件当時、事件に関係する場所の周辺を走っていたことを、当時から把握しつつも、優先度は低いと判断し、捜査対象にしていなかったということです。
しかし、Nシステム(自動車ナンバー自動読み取り装置)を、あらためて調べた結果、平岡 都さんを殺害した容疑者とみられる、当時益田市に住んでいた会社員の男が、事件発生前後に、浜田市内などを車で移動し、途中でシステムにない裏道を通るなど、不審な動きをしていたことが判明。
今年に入ってから決定的な証拠が見つかる
島根県内の大学1年の女子学生(当時19歳)が2009年、行方不明後に広島県北広島町の山中で遺体で見つかった事件で、関与が疑われている当時30代の男が交通事故で死亡する直前、知人に「とんでもないことをした」と発言していたことが、捜査関係者への取材で分かった。男が浮上したのは今年に入ってからで、行方不明後の女子学生が写った画像が男の関係先に残されていることなども判明。行き詰まっていた捜査が急展開した。
犯罪歴のある人物を洗い出し浮上
島根・広島県警の合同捜査本部によると、性犯罪歴がある人物を洗い出し、事件時の行動を確認するなど重点的に捜査した。捜査関係者によると、今年に入り、行方不明になった後の女子学生の画像が、男の関係先にあったデジタルカメラに残されていると判明。男の関与を強く疑う有力な物証となった。
男は、平岡 都さんと面識がなかったとみられ、交通事故で死亡する前に、知人に「大変なことをしてしまった」と話し、事件への関与をほのめかしていたことがわかったそうです。
警察は、男が当時住んでいた、益田市内の自宅を捜索し、犯行を裏づける証拠を複数発見しているようです。
矢野富栄(よしはる)のデジカメ画像57枚とは?実家や高校や大学勤め先はどこ?
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今年の夏、山口県下関市の男の実家付近を捜査
遺棄現場付近では、女子学生の遺体に付着していたNTT電話帳配布用のポリ袋の一部が見つかっていた。山口県下関市にある男の実家付近では今年夏ごろ、島根県警の捜査員2人が聞き込みに来たといい、近所の男性によると、捜査員は近隣で「大学生の殺人のことで話を聞きたい。電話帳を入れる袋はあるか」と質問していたという。
事件は12年11月に死体遺棄罪の時効(3年)が成立していた。捜査本部は20日、殺人容疑で男を書類送検する方針。
矢野富栄を書類送検【youtube動画】
ニュースの中で、矢野富栄が当時住んでいた犯行現場の益田市の一軒家が映ります。
容疑者、矢野富栄(よしはる)について
矢野富栄(よしはる)の画像
今のところ、画像はありませんが、これだけの凶悪事件ですから公開されると思われます。
追記です! 公開されました!噂通りのイケメンです。
目鼻立ちのはっきりした二枚目だった?
小中学校で同級生だった息子を持つ男性は「うちの子が嫉妬するぐらい勉強ができ、目鼻立ちのはっきりした二枚目だった」と振り返った。
目鼻立ちのはっきりした二枚目(イケメン)だったそうです。どんな顔だったんでしょうね。
犯人の矢野富栄(やのとしはる)の写真画像を探しているのですが、まだ見つかっていません。
12月20日の書類送検のあとに、卒業アルバムの写真などが公開されそうですね。
追記です 公開されました!
山口県下関市神田町出身で4人家族
事件への関与が疑われている男の実家は山口県下関市神田町にあり、近所の人たちによると、家族は4人だったという。
母親は近所でも評判の美人だった
「米屋だけでは生活が苦しかったようで、お母さんがクリーニング店を始めました。色白でとてもきれいな方で近所でも評判だった。矢野君が大学に合格した時には『防衛大にも合格したのよ』なんて言って本当にうれしそうで、まさに自慢の息子さんでした。矢野君もお母さん似で、目鼻立ちのはっきりしたイケメン。陸上部に所属していて、ウチの子と違って頭も良かったけど、女の子にはモテなかったみたい。マジメ過ぎて、堅苦しい感じでしたから」
事件の2年ほど前に父親が病死し、米屋を閉店。33歳で会社員として第一歩を踏み出したばかりの犯行だった。そして遺体発見から2日後の11月8日、矢野容疑者は近所の人に「父親の墓参りに行く」と言い残し、母親と2人で車で出掛けた。その帰り道に事故死した。
女子学生の遺体が発見された2日後に母親と共に交通事故死
「山口県の中国自動車道下り線で矢野容疑者が運転する小型車が左右のガードレールに何度もぶつかり、ボンネットから白煙を上げながら路側帯に停止し、炎上した。黒焦げになった車の運転席から矢野容疑者が、車のそばで母親の焼死体が見つかった。ブレーキ痕やスリップ痕はなく、矢野容疑者が母親を巻き込み、無理心中を図ったとみられています」
実家は米穀店、数年前に弟が美容院に(現在は閉店)
実家は米穀店を営んでいたが、数年前に弟が美容院を開店した。現在は店には「一身上の都合で閉店することになりました」との張り紙があったそうです。
調べたところ、矢野●●さんの米穀店のあとには、まだ新しい白い外観の美容室が、建っていました。
矢野富栄の弟は夜逃げしていた?
数年前に美容院を開店した弟。現在は店には「一身上の都合で閉店することになりました」との張り紙があり、消息がわからないそうです。
矢野富栄が生きていれば40歳。きっと弟さんは、30代後半だと思われます。奥様やお子さんがいたのでしょうか?
弟さんが気の毒ですね。被害者への賠償は、弟さんが一人で抱え込むことになるのでしょうか?
美容院に改装前の矢野米穀店の画像
出典:http://calle2.petit.cc/lime/archives/
中学時代は、陸上部でキャプテンを務めていた
中学時代は、陸上部でキャプテンも務めていた。スポーツ万能だったようです。
体育祭のリレーなどでは大活躍し、女子生徒から黄色い声援を受けていたのではないでしょうか?
成績優秀で九州の国立大に推薦入学
北九州市内の高校時代は真面目な生徒
事件への関与が疑われる男と北九州市内の高校で同級生だったという男性会社員は「真面目な感じの生徒で、積極的に女子生徒と関わるタイプではなかった。何があったのか分からないが、ただ驚いている」と語った。
高校では特進クラスで柔道は黒帯
男性によると、高校時代の男は特進クラスに所属。柔道の経験者だったようで、授業で1人だけ黒帯だった。
防衛大合格を蹴って九州の国立大に推薦入学
防衛大に合格したが、男性が進路を尋ねると「行かない」と話して推薦で九州の国立大に進学したという。
九州にある国立大学は、福岡教育大学、九州大学、九州工業大学、佐賀大学、長崎大学、熊本大学、大分大学、宮崎大学、鹿児島大学、鹿屋体育大学です。
どこ大学かはまだ公表されていません。
追記です
住民らによると、男は下関市の小中学校を卒業後、関門海峡を渡った北九州市門司区にある私立の進学校に通った。
小中学校で同級生だった息子を持つ男性は「うちの子が嫉妬するぐらい勉強ができ、目鼻立ちのはっきりした二枚目だった」と振り返った。
男は浪人生活を経て、福岡県の国立大学の夜間部に進んだが、途中でやめたという。ラーメン店でのアルバイトなどを経験し、21年春から下関市に本社がある住宅関連会社で勤務していた。
九州工業大学に通っていたそうです。
矢野富栄の当時の勤め先が判明
職業(勤め先)は、浜田市内に本部のあるソーラーパネル会社の益田営業所営業担当だったそうです。
営業先がひとつが被害者の平岡さんが住んでいた島根県浜田市でした。
関係者によると、実は優秀な営業マンで、着実に成果を上げ、同年夏前、下関の本社から島根県益田市の営業所へ転勤となり、一人支店長として住宅地をくまなく訪問販売していたそうです。
「太陽光発電システムの設置に協力してくれる家庭を探して、毎日そこらじゅうをゾンビのごとく徘徊してます」
と、自らをゾンビに例えていたそうです。(「mixi(ミクシィ)」より)
矢野富栄、平岡さんが行方不明になった後も普段通りに勤務していた
平岡さんが行方不明になった後も普段通りに勤務していたことが20日、島根・広島両県警合同捜査本部への取材で分かったそうです。
矢野容疑者は、平岡さんの消息が途絶えた同10月26日に殺害したとされる。
捜査本部は、欠勤して周囲から不審に思われないよう、通常と同じ行動を取ったとみているそうです。
まとめ
島根女子大生死体遺棄事件は、未解決事件の特番などに登場する未解決事件のひとつでした。まさか既に犯人が死亡(自殺?)していたなんて被害者のご両親のことを考えると気の毒でなりません。
容疑者が死亡した場合、実名の公表はされないのでしょうか?
両親は既に亡くなっていますが、残された弟さんも被害者ですね。
今後、ワイドショーがどう取り上げるのか気になります。