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【食べると危険】食用と間違えやすい毒キノコの食中毒件数ランキング

毎年、秋になると毒キノコによる中毒のニュースをよく耳にします。食中毒で緊急搬送される方が後を絶ちませんよね。

今年、2016年は9月に雨が多かった上、残暑も厳しかったためキノコの生育が盛んだそうで、毒キノコの当たり年とまで言われています。
専門家は「食用か有毒かの判別は困難。山や公園で採って食べるのは、できるだけ控えてほしい」と注意を呼び掛けているそうです。

そこで、食用と間違えやすい毒キノコについて、ランキング形式でまとめてみました。
とても美味しそうで、間違えてしまうのも仕方ないレベルのものが多いです。

 

毒キノコによる食中毒発生件数

きのこの種類 間違えやすい食用キノコの例
(「自然毒のリスクプロファイル」より)
平成18~27年 平成27年
事件数 患者数 死者数 事件数 患者数 死者数
ツキヨタケ ヒラタケ、ムキタケ、シイタケ 206 746 0 14 39 0
クサウラベニタケ ウラベニホテイシメジ,ホンシメジ,ハタケシメジ 87 269 0 11 32 0
テングダケ 18 32 0 4 6 0
ドクササコ ナラタケ,ホテイシメジ,アカハツ,チチタケ 14 22 0 1 1 0
イボテングタケ 11 16 0 1 1 0
カキシメジ ニセアブラシメジ,チャナメツムタケ,シイタケ 10 28 0 1 5 0
イッポンシメジ 9 33 0 1 2 0
オオシロカラカサタケ 9 16 0 0 0 0
ニガクリタケ ナメコ,クリタケ,ナラタケ,ナラタケモドキ 4 5 0 0 0 0
オオワライタケ 4 7 0 0 0 0
ニセショウロ 3 6 0 0 0 0
ハイイロシメジ 3 6 0 0 0 0
ヒカゲシビレタケ シロマツタケモドキ,ハラタケ,ツクリタケ 3 8 0 0 0 0
タマゴダケモドキ キタマゴタケ 2 2 1 0 0 0
ドクツルタケ シロマツタケモドキ,ハラタケ,ツクリタケ 2 2 0 1 1 0
ニセクロハツ クロハツ,クロハツモドキ 2 7 2 0 0 0
オオシビレタケ 2 4 0 0 0 0
カブラアセタケ 2 2 0 1 1 0
その他 36 80 1 1 5 0
不明 67 185 1 2 2 0
合計 494 1476 5 38 95 0

出典:毒キノコによる食中毒

 

食用と間違えやすい毒キノコ・ランキング

 

1位 ツキヨタケ

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  • 間違えやすい食用きのこ : ヒラタケ、ムキタケ、シイタケ
  • 地方名: つきよ,くまべら,わたり,どくもたし,どくきのこ(岩手県) つきよんだけ,つきよだけ,どくあかり,きかりきのこ,ひかりだけ(秋田県),ひかりごけ(新潟県),くまべら,こうずる(富山県),ぶなたろう(福井県)
  • 傘の大きさ: 大型で10~20cm程度
  • 発生時期: 夏~秋(特に秋)
  • 発生場所: ブナ、イタヤカエデなどのに重なり合って発生する。
  • 食中毒の症状:食後30分~1時間程で嘔吐,下痢,腹痛などの消化器系の中毒症状が現れる。幻覚痙攣を伴う場合もあるが,翌日から10日程度で回復する。
  • 過去10年の食中毒の件数:事件数 206件、 患者数 746件

 

2位 クサウラベニタケ

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  • 間違えやすい食用きのこ : ウラベニホテイシメジ,ホンシメジ,ハタケシメジ
  • 地方名: めじんなかせ(岩手,青森県),にたり(埼玉県,前橋市,大分),あぶらいっぽん(前橋市),ささしめじ(金沢市),にせしめじ(秋田,青森地方),うすすみ,さくらっこ,どくよもだけ,どくしめじ(秋田県),いっぽんしめじ(岩手,新潟,富山,長野県),あしぼそしめじ(埼玉),めいじんなかせ
  • 傘の大きさ: 3~10cm程度で比較的小型~中型
  • 発生時期: 夏~秋
  • 発生場所: 広葉樹の地上に発生する。
  • その他: 粉臭さやガス臭さがあるが,苦みはない。
  • 食中毒の症状:嘔吐,下痢,腹痛などの胃腸などの消化器系中毒を起こす。発汗などムスカリン中毒の症状も現れる。
  • 毒成分:溶血性タンパク,コリン,ムスカリン,ムスカリジンなど
  • 過去10年の食中毒の件数:事件数 87件、 患者数 269件

3位 テングダケ

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テングタケ(左の2つ)はテングタケ属を代表するキノコで,広葉樹に生え,茶色のに白色のいぼが付いているが,取れて脱落しやすい。の基部にはつぼの名残りが襟まき状に残る(白く囲んだ)。つばが柄の中央から上部に残る(赤矢印)。
  • 間違えやすい食用きのこ : 特になし
  • 地方名: ゴマナバ,ハエトリ(長野,東北)
  • 傘の大きさ: 6~15㎝の中型である。
  • 発生時期: 初夏~秋
  • 発生場所: 広葉樹林の地上に発生する(針葉樹に生えるのはイボテングタケ)。
  • その他: 粉臭さやガス臭さがあるが,苦みはない。
  • 食中毒の症状:食後30分程で嘔吐,下痢,腹痛など胃腸消化器の中毒症状が現れる。そのほかに,神経系の中毒症状,縮瞳,発汗,めまい,痙攣などで,呼吸困難になる場合もあり,1日程度で回復するが,古くは死亡例もある。イボテングタケよりも毒性は強い。
  • 毒成分:イボテン酸,ムシモール
    スチゾロビン酸,ムスカリン類
    アマトキシン類,アリルグリシン,プロパルギルグリシン150
  • 過去10年の食中毒の件数:事件数 18件、 患者数 32件

4位 ドクササコ

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  • 間違えやすい食用きのこ : カヤタケ,ナラタケ,ホテイシメジ,アカハツ,チチタケ
  • 地方名: ササコ(秋田),ヤケドタケ(秋田),ジゴクモタシ(秋田),ヤブシメジ,ヤケドキン
  • 傘の大きさ: 5~10cmの中型
  • 発生時期: 秋
  • 発生場所: 広葉樹林や竹やぶの地上に発生する。
  • 食中毒の症状:末端紅痛症を起こす。早い場合は食後6時間程度,遅い場合は1週間程経過してから,手足の先端が赤く腫れ,激痛を伴いこの症状が1ヶ月以上続く。 (冷やすと症状は軽減する)
  • 毒成分:アクロメリン酸,クリチジン,スチゾロビン酸,スチゾロビニン酸,異常アミノ酸など
  • 過去10年の食中毒の件数:事件数 14件、 患者数 22件

 

5位 イボテングタケ

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イボテングタケ(下左から傘の開く前,半開き,開き切った)

  • 間違えやすい食用きのこ : 特になし
  • テングダケとの違い: テングダケより大型だが毒性は弱い。
  • 傘の大きさ: 20cm前後の大型
  • 発生時期: 秋
  • 発生場所: アカマツなど針葉樹に発生する。
  • 食中毒の症状:食後30分程で嘔吐,下痢,腹痛など胃腸消化器の中毒症状が現れる。そのほかに,神経系の中毒症状,縮瞳,発汗,めまい,痙攣などで,呼吸困難になる場合もあり,1日程度で回復するが,古くは死亡例もある。
  • 毒成分:イボテン酸
  • 過去10年の食中毒の件数:事件数 11件、 患者数 16件

テングタケと似ていて長い間混同されていましたが、こちらのほうが少し大きいことと、つばが取れやすいこと、そして傘の上のイボが硬質という違いがあります。ようやく2002年になって、遺伝子マーカーによる分子生物学的調査から正式に独立種と認められました。

6位 カキシメジ

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  • 間違えやすい食用きのこ : ニセアブラシメジ(クリフウセンタケ),チャナメツムタケ,シイタケ
  • 地方名:かきしみず(秋田,新潟県),かきもだし(岩手県),にせあぶらしめじ(山形県),まつしめじ(長野県),おちばしめじ(青森県),つちもぐり,すなしめじ(秋田県),つちしめじ(青森,岩手,福島県),このはしめじ,ちゃしめじ(青森,秋田県),おしうもたし(東北),かきもたせ(新潟)
  • 傘の大きさ: 3~8cm程度で比較的中型
  • 発生時期: 秋
  • 発生場所: ブナ,コナラ、クヌギなどの雑木林の地上に群生して発生する。
  • 食中毒の症状:食後30分~3時間後にあらわれ,頭痛を伴い,嘔吐,下痢,腹痛などの症状を起こす。
  • 毒成分:ウスタリン酸:水溶性であるため,何本食べたかより,毒成分が溶出した汁をどのくらい摂取したかによって潜伏時間や症状の現れ方に差がみられる。
  • 過去10年の食中毒の件数:事件数 10件、 患者数 28件

7位 イッポンシメジ

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  • 間違えやすい食用きのこ : ウラベニホテイシメジ
  • 傘の大きさ: 7-12cm程度
  • 発生時期: 秋
  • 発生場所: 広葉樹林下に生える。
  • その他 :苦味や辛味はなく、小麦粉のような不快臭。
  • 食中毒の症状:摂取すると30分~2時間ほどで下痢、嘔吐、頭痛などの症状が現れ、重症な場合は脱水状態に陥ってしまう。その毒性は致命的ではないが、海外では死亡例があるという。
  • 過去10年の食中毒の件数:事件数 9件、 患者数 33件

中毒者の多いヨーロッパでは「裏切り者」「キノコ好きの下剤」などと呼ばれているそうです。

毒キノコのイッポンシメジは、その名の通り独立して一本ずつ生えています。
ほかの食用となるシメジ類はまとまった株をつくるので、採取する際に間違うことはほとんどないそうです。

地方の方言でウラベニホテイシメジ=イッポンシメジになっている場合があり、イッポンシメジを食用と勘違いされることが多く、混乱をまねいているそうです。

 

8位 オオシロカラカサタケ

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  • 間違えやすい食用きのこ : 特になし
  • 傘の大きさ: 直径5~25cm程の中型~大型
  • 発生時期: 春から秋
  • 発生場所: 公園の芝生や、有機物の多い林地、草地などに群生する。
  • 食中毒の症状:嘔吐、下痢、腹痛などの消化器系の中毒症状。
  • 過去10年の食中毒の件数:事件数 9件、 患者数 16件

9位 オオワライタケ

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  • 間違えやすい食用きのこ : 特になし(美味しそうですね)
  • 地方名: ドクキンタケ、オドリタケ
  • 傘の大きさ: 5-15cm程度
  • 発生時期: 夏から秋
  • 発生場所: 広葉樹や針葉樹などの枯木で見る事ができます。世界的にも広く分布する毒キノコです。
  • 食中毒の症状:食後5分から10分ほどでめまい、寒気、悪寒、ふるえなどの神経症状が出現し、多量に摂取すると幻覚、幻聴、異常な興奮、狂騒などの症状が出る。
  • 過去10年の食中毒の件数:事件数 4件、 患者数 5件

オオワライタケは、語源のとおり大笑するのではなく、有害物質により顔面神経も刺激され笑っているように見えるようです。

オオワライタケの有毒物質は、水溶性の成分であり、煮たり水に晒すことで毒抜きをして食べる習慣がある地域もあります。(おすすめしません!)

10位 ニガクリタケ

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  • 間違えやすい食用きのこ : ナメコ,クリタケ,ナラタケ,ナラタケモドキ
  • 地方名: はな,にがくり,くりたけのはな(長野市),どくあがたけ,どくあかもだし(秋田県),すずめたけ(青森県),にがっこ(にぎゃっこ,にがこ)(東北地方)
  • 傘の大きさ: 2~5cm程度の小型。
  • 発生時期: 年間通して発生
  • 発生場所: 広葉樹及び針葉樹の枯れ木や倒木などに束生~群生する。
  • その他: 肉が非常に苦い。。
  • 食中毒の症状:食後3時間程度で強い腹痛,激しい嘔吐,下痢,悪寒などの症状が現れる。重症の場合は脱水症状,アシドーシス,痙攣,ショックなどの症状が現れて死亡する場合がある。
  • 毒成分:カルモジュリン阻害活性を持つファシキュロ-ル,ファシキュリン酸の他,ムスカリン類。
  • 過去10年の食中毒の件数:事件数 4件、 患者数 5件

出典:自然毒のリスクプロファイル

 

食用と間違えやすい毒キノコ・ランキングまとめ

 

食用と間違われやすい毒キノコ・ランキングはいかがでしたか?

見るからに美味しそうな毒キノコが多く、誤って食べてしまうのも仕方ない気もします。

食用と判断できない植物は「採らない」、「食べない」、「人にあげない」この三原則がとても大事だと思います。

 

 

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